【初めに、レポートは9月末ごろにいただいたものです。以下U様よりいただいた文章のまま掲載します。】

今回、一宮の たて輪さんでBurley社 の 子供乗せサイクルトレーラーD’Liteを2週間お借りできたので、カタログには載らない部分を中心に感想を書いてみたいと思います。

 

・取り付け
3人乗り電動子供乗せ自転車に取り付けてみました。ヤマハ PASS BABY 20インチホイールです。
3人乗りには取り付けられないという前評判で、案の定、連結金具がスタンドのばね部分に干渉してうまく取り付けられませんでした。

そこで、通常一から180度ハブを中心に連結金具を回転させてやると取り付けが出来ました!

保障されているかわからないので自己責任かもしれませんが、特に金具部分に負荷がかかるという様子もなく走行に支障はありませんでした。

後日たて輪の店長さんに聞いてみたところ、もしかしたら26インチだったら取り付けられないかも、と伺いました。なるほど!

あと、スタンドが幅広なのも気になりましたが、40度ほど曲がらないとアームに干渉しないようなので、事実上問題なさそうです。

 

・トレーラーとしての利用

3人乗り電動自転車 で家から5キロの名城公園まで走りました。

マルシェの前で子供をD’Liteに座らせご飯を食べました。

 

運転したのは嫁さん。自転車に嫁さん、トレーラーに1歳と3歳の子供を乗せました。

電動、というのもあってか、引いているのを忘れるくらい軽いそうです。

普段から10km/hぐらいでしか走らないのでなおさらかもしれません。

内輪差は最初は戸惑ったみたいですが、走っているうちに慣れて、特に危なげなく走っていました。

走る場所は、交通量の少ない裏道は問題ないですが、大通りで車線(や路肩)が狭いと実質車線を走るのは難しく、歩道を歩行者優先で走る、という感じになりました。

名古屋市内は割と歩道が広いのですが、大きな川の橋は歩道は狭いため、自転車と行き交うときは電柱の側に寄って、停まって自転車を待つ、ということにしました。

自転車の場合もそうですが、車道を走るには道によっては危険もあり車に対する迷惑も気になり、歩道を走ると道交法的に…と、交通としては、中途半端な存在だなぁと感じます。

実際は何かトラブルらしいこともなく、平穏に走れたのですけど。

現状のルールではトレーラーを引く人には極力「譲る」というスタンスで周りの交通とうまく折り合って走ってもらえたら、と思います。

 

 

アルミロードバイクでも引いてみました。庄内緑地公園内と堤防を少々。

基本子供は喜んで乗ります。公園で噴水を見たり花が咲いているのを見たりと、子供は上機嫌です。周りの人からもよく声をかけられます(笑)

ロードバイクで踏み込むと、後ろから引っ張られる力が振動するのを感じます。やや気持ち悪いです。上り坂ではやはりそれなりの負荷がかかるので重いです。いいトレーニングになりそうです(笑)ブレーキは予想するほど大変ではありませんでした。とはいえ、早め早めのブレーキを心掛けた方がよさそうです。幅が広く重心も低いため、左右方向にもひっくり返る心配はほとんどありませんでした。とはいえ、急カーブは試しませんけれども。

車が少ない堤防で一生懸命漕いで30km/hぐらいでました。加速は遅いですがスピードにのってくると意外とでます。もちろん、子供を乗せて飛ばすのはお勧めしませんけれども。。。

あと、連結金具の角度の問題か、ダンシングまでしなくてもロードバイク本体からあちこちギシギシ音が鳴るのが気になりました。リヤのハブが固定されているため、フレームが歪むのかもしれませんね。高級車に取り付けるときは気にした方がいいかもしれません。

トレーラーを引くときはロードバイクのように走りを楽しむのがメインではないと思うので、普通のママチャリかクロスバイクぐらいで気軽に引くのがいいかもしれませんね。

ロードバイクにはスタンドがついていないし、トレーラーに連結していても自立しないので、中臨時に戸惑いました。ロードバイクはいつものようにどこかに立て掛ける、トレーラーは連結したままか連結をはずして横の停める、という感じになると思います。

 

・ベビーカーとしての利用

実用的な面としてベビーカーとしての利用も期待していました。

タイヤの径が大きいので段差はほとんど気にならないし、スムーズに転がるので平地では押す重さはほとんど気になりませんでした。スーパーのカートの方がよほど重いと思います。シートの後ろに大きな収納もあるのでオムツなどを買っても余裕で入ります。子供が2人とも寝てしまっても安心なので良いです。ベビーカーだと一人抱っこしないといけませんし。

今回は前側にタイヤを二つ取り付けましたがHoney Beeではアームが前に延びていることを想像しましたが、屋外を移動する分にはアームがあってもまったく問題ないと思います。

一方で、屋内だとそれなりに気を使います。スーパーのカートや車いすに比べると横幅が若干広いため、他のお客さんとすれ違うときに気を使います。大手スーパーチェーンくらいですと、カートともすれ違えると思います。基本的には相手に道を譲る、という感じで使うとよいと思います。通路が狭いお店だと店の外に止めるか、ショッピングモールなら店の前のモールの通路に止めて子供は下ろして店内を回ることになります。このあたりがちょっと面倒ですね。人にもよると思いますが、嫁さんとしてはこのあたりが結構ストレスだそうです。さらにアームが延びていれば、人が気づかず転倒しないか気になるかもしれません。Burleyはアメリカのメーカーですが、アメリカのスーパーなら広いので余裕だろうなぁとか、家にも楽にしまえるだろうなぁ、とこんなところでアメリカ感を感じます。

 

・旅行

レンタル期間の内、たまたま1週間ほど旅行に行くことがあり、たて輪さんの許可も頂けたので車に積んで持ち出しました。ベビーカーとしての利用です。5ナンバーのミニバンです。車の3列目のシートを畳み、D’Liteの車輪を外し畳んで積みました。D’Liteの側面を上側下側にし、立てて積んでみたところ、旅行の荷物も余裕で積めました。10kgはあるので積み下ろしは女性ではちょっと苦労するかもしれません。

倉敷の美観地区では傘をさすほどの雨も降ってきましたが、子供はぬれずに安心でした。生地は完全防水ではありませんが、ぽたぽた雨漏りすることもなかったので幼稚園の送り迎え程度の時間なら十分でしょう。こんなところもチャイルドトレーラーの魅力かもしれません。

美観地区は観光でしたが屋外は快適に押す事が出来ました。

お店の中に入る時は、通路が広ければ入れますが上述のようにやはり気を使います。

路地裏の細い道も人を待ったり待ってもらったりが必要でした。

ハウステンボスへもトレーラーで入りましたが快適でした。荷物も積んでいけますし。

旅行など長時間歩くような場合には概ね威力を発揮するようでした。

 

 

・収納

うちはエレベーターがない賃貸マンションなので、収納には困りました。

10kgのトレーラーを畳んだ状態で階段を上がるのは苦労しましたし、初めて家の玄関に置いたときは、こんなに大きいのか!と驚きました。屋内はあきらめ、駐車場に畳んで置くことにしましたが、自転車も多く他の自転車をちょっと整理してから隅っこに置く、などしないといけませんでした。他の人に迷惑にならないかな、など気を遣う点もあります。

このあたりも日本の住宅事情には難しいところを感じました。

他の人のホームページではマンションだけれどもエレベーターがあり、玄関前に収納もある人がいて、玄関まで子供と荷物を載せたまま上がれる、という書き込みもあり、そうなるとずいぶん便利さが違うだろうなと感じました。一戸建ての方もずっと条件がよいと思うので、そういった問題はクリアできるかもしれませんね。

 

・その他

今回は実用面も期待しましたが、日本の狭さ、人口密度の高さ、という部分でネックになる部分がありました。一方、屋外や、レジャーといった観点では本領を発揮し、親も子供もかなり楽しめるのではないかという感想です。

子供がもう少し大きくなってくれば、3人乗り自転車もバランスとるのがより難しくなってくる一方、トレーラーの走行性は変わらないと思うのでそのメリットもさらに出てくるのかなとも感じます。

 

最後になりましたが、お借りする前にとても丁寧に相談に乗って下さり、また、2週間も気前よく試乗させて下さった  一宮のたて輪さん にお礼を申し上げます。ありがとうございました。